ヘアサイクルとは?
抜け毛や薄毛を招く原因のひとつに頭皮の血行不良があります。毛根の中にある毛球という部分には、毛乳頭や毛母細胞などの組織があり、毛髪を作り出すために働いています。毛乳頭には毛細血管と呼ばれる、毛髪の10分の1くらいの微細な血管が通っており、毛髪の原料となる栄養を運んでいます。つまり、毛乳頭は発毛の働きを担う急所ともいえるでしょう。毛細血管はその細さゆえに、加齢や運動不足などのちょっとした理由で、血行不良に陥りやすく、毛乳頭に栄養が運ばれにくくなり、毛髪の成長が滞ってしまいます。
毛髪の一本一本には寿命があり、抜け落ちます。健康なひとなら新たな毛髪が生えてきます。この繰り返しを「ヘアサイクル」といいます。
ヘアサイクルがスムーズに行われていれば、毛髪の量は一定に保たれ、減ることはありません。しかし、脱毛後新たな発毛が始まるまでの間隔が長くなると、毛髪の量は減って薄くなります。
ヘアサイクルがうまく行われていない人は、頭頂部の頭皮を指で前後に動かしてみてください。頭皮が硬くて動かない場合には血行不良になっている証拠です。抜け毛や薄毛に悩んでいる人は、このような場合がよくあります。健康的な頭皮は柔らかく適度な弾力性があり、顔の肌色よりもやや白っぽい色をしています。
血行促進頭皮マッサージ
頭皮の血行促進を解消するには運動などで体を動かすと、全身の血流がよくなるように頭皮も同じです。効果的な「頭皮マッサージ」のやり方のコツは頭頂部と側頭部を重点的にもみほぐし、その時に顔の表情が変わるくらいに指先に力を入れて頭皮を押しもむようなイメージで行うといいでしょう(下写真参照)
一日5分くらい行うと効果的です。回数が多いほど効果はあがります。一日三回出来ると理想です。頭皮マッサージはいつやってもかまいませんが、特に頭皮の血行が促進され、毛髪の生育が活発になっている洗髪後が効果的。この時に育毛剤を使用して行うのもおすすめです。
育毛剤を使用する前に
よく聞く話ですが、育毛剤を使用しても効いた気がしないと言われる方が多くいるようです。育毛剤はそんなに効果がないのでしょうか?実際には、どのように使用しているかが重要なのです。育毛剤を生かす為にも大切なことです。まず、育毛剤を使用する前に頭皮をきれいにしなければなりません。よくスカルプシャンプーがその目的として使用されますが、ただ、泡立ててこすって洗っているだけでは毛孔の汚れは取れません。
スカルプシャンプーの方法
頭皮(毛孔)をきれいにする手順としては、まずシャンプーの前のシャワーを一分間まんべんなく頭皮にあてます。次になるべく手で泡立てたシャンプー剤を頭皮につけます。泡立っている状態で、両手で頭皮をこすらずにもみ出すように洗うのが重要です。実際、毛孔は小さな穴でこすったり、ブラッシングだけではなかなか汚れ、頭皮は取れません。もみ出しで頭皮を動かすようにしてください。ラシンシア ゲルアミノシャンプーは泡立ちが良く、低刺激で髪と地肌に優しいアミノ酸シャンプーでおすすめです。
髪も洗い方によってはキューティクルがはがれやすく傷むことがあります。理屈では、キューティクル同士をこすらないように、手ぐしで頭のてっぺんにある泡を毛先に移動させることです。シャンプー後にトリートメントなどを使用しますが、なるべく毛先につけ、頭皮になるべくつかないようにしましょう。よくすすいだ後に乾かすには、十分にドライヤーで温風、冷風を使い分けて頭皮を乾かします。
効果的な育毛剤の使用方法
育毛剤は乾燥した頭皮に使用してください。また、塗布した頭皮はこするようなマッサージではなく、塗布した周りに指をつけて、頭皮を動かすように揉んでください。先に述べた「頭皮マッサージ」を行ってください。(下写真参照)
こすることは頭皮になじませるよりも、髪で拭いていることになります。
体の健康=髪の健康
このように育毛剤は単に使用するのではなく、使用方法によって効果は違ってきます。効果的なお手入れを続けますと、今ある髪は太く、元気になり、実感は早く出てきます。少なくても3~4ヵ月は続けてください。なぜなら毛髪が抜け落ち、次に毛髪が生えてくるまでのサイクルがおよそ3~4ヵ月だからです。ラシンシア リペアプラスは有効成分がすばやく浸透し、マイナスイオンが働きかけ本来の健康な状態に導いてくれます。紫外線や、老化などで特に傷みのひどい方には、ラシンシア ヘアパックがおすすめです。コシのない髪をしなやかで美しい艶髪にしてくれます!
また、髪は体の一部です。つまり髪の健康のための栄養源は全身を巡っている血液ですから、全身の健康、特に頭皮に十分栄養を運ぶための血行の促進が重要です。体の血行をよくする事、具体的には、冷え性、低体温の解消と肩首のコリもほぐすようにしてください。このような全身の健康と頭皮ケアにより、髪は元気になるのです。