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おたより

皮膚を守るATPリピッドゲル

ATP リピッドゲル グリコセラミド・処方

種別 配合成分 ゲル基剤 目的
基剤  グリセロール類    保湿
   1・3BG    保湿
   トリグリセリド  保湿
   セチルエステル    保湿
   天然種子由来スクワラン    皮脂類似成分
   ゲルソーム  保湿・リポソーム
   シア脂  保湿・紫外線保護
保湿成分  エルデュウ(コレルテリルエステル)  保湿・リポソーム
   ※セラミドLS  保湿
   ビザポロール    抗菌・消炎
   ペタイン  保湿
   カミツレエキス    保湿・マスキング
   ローズ水    マスキング
   アラントイン    消炎
   天然ビタミンE  抗酸化
   天然ビタミンE  消炎・抗アレルギー
   グリチルレチン酸ステアリル    消炎・抗アレルギー
   アスパラサスリネアリス    保湿・SOD様
保存剤  パラベン    防腐
   フェニルセロソルブ    防腐

※ 通常のセラミドではなくグリコセラミド(ガラクトシルセラミド)を70%以上配合したビオセラミドLSを使用した目的は角質細胞間脂質と同類のビオセラミドLSによる角質層の改善。表皮上層部の細胞間脂質マトリックスの再構築、並びにバリア機能及び角質層の結合の強化。上皮角質層の生体防御作用の増強により、表皮の修復、乾燥肌の改善を目指した。もちろん、ステロイド等は使用していない。


ATPリピッドゲルの処方について
ラ・シンシア株式会社:代表取締役 山田 達男

従来より、スキンケア製品として良い製品であるためには、『ゲル』仕様でなければ・・・という信念は抱いていました。水と油を強引に混ぜるために、合成界面 活性剤が皮膚を傷めるという「皮膚の健康面 」での議論は当然とし、化粧品としては、やはりきめが整い美しいという「皮膚の美しさの面 」においても、やはりゲルを基材に、もしくは基材としたものがベストだとろうと考えています。

では、ゲルのスキンケアは何かとういうことになりますと、基材は人体の65%を占める水分、それと脂質が仲良く存在する状態、それが人の皮膚ならば、化粧品もそうでなければいけないということで、材料に海のゲル(昆布など)・山のゲル(粘土など)・植物のゲル(アロエなど)・動物のゲル(コラーゲンなど)だけで、化粧品・スキンケア製品を作ろうということです。

アトピー性皮膚炎の治療法の1つとして、ステロイド剤に頼っているのが現状であること、また代替となるアトピー向け化粧品やワセリンなども、塗膜を作る事に主力が置かれながら、その改善をするだけの要素が弱い場合が多いのではと言えます。まして乳化剤(合成界面活性剤)は時として皮膚のバリアを壊したり、皮脂膜を溶かしたり、刺激の原因となることも考えられます。

皮膚には本来バリア機能があり、脂質は内からバランス良く十分に満たされる機能がある物ですが、損傷を受けた皮膚ではそれらが欠けているはずです。それらを補填するだけの処方ではなく、改善出来なければ本来の意味を持ち得ないとの考えで、今回のATPリピッドゲルは処方開発しました。
様々な試行の結果が、別表の様な処方となったわけですが、ここに至る考え方を整理してみます。

ATPリピッドゲルの処方の考え方として、単にゲルのベース剤にセラミドを配合するだけでなく、ベース剤その物の見直しが必要でした。それは

(1)高い保湿性を相当長く維持出来なければならない

しかも単に潤いが強ければ良いというだけではなく、その塗膜自身が、皮膚の角質層以下の深層に浸透する要素が必要です。この要素に適合するゲル成分は、皮膚への親和性が極めて良好で、また合成の乳化剤などの助けを借りずに、高い保湿性・持続性を発揮してくれなければなりません。また、皮膚呼吸を妨げない点でも、今回のゲル成分は最適だと思います。

(2)皮膚の代謝機能を改善できること

従来皮膚の機能を高める目的で、様々な植物・動物由来の成分や合成的な成分が、処方に採用され、新陳代謝を促進する様設計されて来ましたが、皮膚の細胞間脂質に高濃度含まれるセラミドを配合することで、外的刺激(アレルゲン)による損傷・過敏性肌となるのを防ぎ、脂質バリアの再編を促して、脂質が適正に再合成されることを促進出来ます。

ただ皮膚中のセラミドも、代表的な物でも6種類ほどあり、単にセラミドであればどれでも良いと言う物でもなく、この中でグリコセラミドと言われるスフィンゴ脂質(ATPリピッドゲルでは、ビオセラミドLS成分として配合)は、極めて高い皮膚トラブル対応力を持っています。

グリコセラミドは、ゲル成分と相乗的に効果を発揮するとしても、相溶性があまり良くない物ではあります。特に1%以上配合すると言う事になると、リポゾーム(ゲル成分)方式を用いる必要がありました。この独自のゲルソームとでも言う方法で、均一かつ高濃度に配合することが可能になりました。為に人の角質細胞間脂質と、同様な作用を持つ塗布剤に仕上がっています。もう1つ重要なファクターとして

(3) 高い消炎・抗アレルギー効果があります。

アトピー性皮膚炎の憎悪の原因は、痒みを伴った炎症に対して皮膚を掻き壊す結果、より悪化させてしまいますが、この炎症を抑えるのに、植物由来の成分の中でも高い効果が期待出来るβグリチルレチン酸・グリチルレチン酸ステアリル・アラントインを高濃度配合しています。

これらの成分は刺激性が無く、過敏な肌でも安心して使える、抗アレルギー仕様となっています。(特にβグリチルレチン酸はその構造骨格が独特で、低刺激で連続使用しても皮膚の残存が少ないものです。)

この様な効果を期待するあまり、別表のように成分構成も多くなり、配合率と合わせ高コスト品になっていますが、やはり多くの皆さんに満足頂け、治癒・改善が図れなければならない事を考えれば、当然かも知れません。成分では保存料のパラベンを除いて、全て表示指定成分外です。また基準として、一次刺激となりやすい成分はすべて排除しました。

アトピー性皮膚炎以外でも現在、取り分け問題になっている老人性掻痒症の方・乾燥肌の方・小じわ対策を考えている方などには、日常的にお使い頂ける製品だと思います。また、ヘアクリーム・ヘアトリートメント・髭剃り後のクリームとしても、お使い頂けると思います。



パラベンについて

パラベンは、防腐剤・酸化防止剤です。化粧品は、その性質を3年間保持する事が義務付けられています。この度のATPリピッドゲルは、配合成分の特性から、特に品質保持に気を使う必要が出て来ました。代替防腐剤を使用することも可能ですが、結果 的にそれらを多量に使用するよりは、パラベンを少量配合した方が、むしろ安全ではないかと判断しました。ただパラベンは表示指定成分、つまり接触性皮膚炎を起こす可能性がまれにあります。約850人に1人の方です。その方は申し訳ございませんが、使用を中止して下さい。


全成分表示について

アトピーの方、または治療サイドの方にお使い頂く訳ですから、時代に先駆け全成分表示をしました。


特許申請について

今回の処方はやはり独特であり、今後のスキンケア製品の方向付けになると判断し、特許を申請しました。





最後にATPリピッドゲルの使用方法ですが、やはり「水で薄めて使える」この特長を、最大限に生かした使用をして頂きたいのです。ハーブで言うところでの精油、つまりエッセンシャルオイルの内、殺菌効果 があるオイル(ユーカリやティーテュリーオイルなど、もちろん自分に合う物です。)と混ぜて使うなど、様々に応用出来ると思います。



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